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東京での葬儀費用ってどのくらいかかるの?葬儀会社の選び方も解説いたします。

東京で葬儀を行う際の費用相場

身近な人が亡くなった時には、できるだけ早くに親族や関係者を集め、葬儀の準備をしていかなければいけません。
平均的には人が亡くなってからお通夜が行われるまでの期間は約4日とされているので、家族が亡くなったという悲しみを感じるよりも先に、さまざまな事務作業をしていくことになります。

日本で一般的に行われているのが仏式の葬儀ですが、その場合夕方から行うお通夜とその翌日の葬儀・告別式という2日をかけたものになります。

葬儀1回行うために必要な費用については地域差があるものの、平均価格は全国で1,998,861円とされています。
もっともこれはお通夜と葬儀・告別式を通して行い、さらに火葬とお骨揚げ、還骨法要までを行うときの金額です。

葬儀そのものをしないで火葬のみを行う「直葬」という方法の場合、都内では206,000円が最低でもかかることとなっています。

費用を抑えるポイント

葬儀というのは亡くなった人を弔うということがもちろん一番の目的ですが、それだけでなく遺族が地域や仕事関係の人に対して行う社会的行事という側面もあります。

かつては地域全体で葬儀を行うということが常識となっていたことから、一般葬として行われる個人の葬儀でも200人以上が参列することも珍しくありませんでした。
しかし近年では葬儀の縮小化がトレンドとなっており、葬儀にかかる費用も年々減少傾向にあります。
葬儀にあまりお金をかけたくないと生前に本人が希望していたり、遺族がそうすることを希望したりということが関係しており、家族葬として20人前後で行う式が増加しているのです。

葬儀全体にかかる費用を決めるのは、なんと言っても参列者の人数です。
参列人数の少ない葬儀になると、使用する会場規模も小さくなりますし、葬儀後の通夜ぶるまいや精進落しといった会食の費用も少なくなります。

あまり余計な演出をせずに静かに送ってあげたいという気持ちが、ここ最近の葬儀業界の流れと言えるでしょう。

葬儀会社の選び方

小規模な葬儀を「家族葬」といいますが、これはどの葬祭業者に依頼しても同じというわけではありません。
小規模な葬儀についてしっかりとノウハウのあるところならよいのですが、中には何かと営業をして費用を高くさせようという葬儀業者もいたりします。

葬儀をできるだけ安く小さく行おうとするなら、この葬儀業者選びは必須となります。
可能であれば本人の生前より複数の業者に見積を依頼しておき、どのくらいの費用で行うことができるかということを確認しておきましょう。

その時に担当者に相談をして、信頼して任せられるか判断することが重要です。