首都生活

高円寺地域の特徴

高円寺は東京都杉並区にある中央線沿線の住宅地域です。
JR中央線と言えば、吉祥寺や荻窪など毎年の「住みたい街」ランキングの上位に入る都市が多い地域として知られています。
ちなみに高円寺も2017年度の住みたい街ランキングで関東圏第55位にランキングされており、いい具合にレトロな雰囲気を残す商店街などが魅力の街です。

高円寺エリアの中心地はJR高円寺駅前で、周辺には個人商店として多くのお店が見られます。
一見古い地元の家族向けの商店街のようですが、お店の中には若者向けの古着屋やライブハウス、おしゃれな雑貨屋などがあるので油断はできません。

中央線沿線には有名な大学や各種専門学校なども多くあることから一人暮らしの学生も多く、隣の駅の中野と同様若者の情報発信元となっています。
駅前の賑やかさの反面、商店街の路地裏に入ってみるとそこはレトロな住宅街が広がっているので、賑やかな繁華街と少し離れた静かな環境で生活したいと考えている人におすすめの地域と言えるでしょう。

地名である「高円寺」というのは、実際に存在している「高円寺」というお寺に由来しています。
江戸時代初期までは小沢村と言われている地域だったのですが、徳川三代目将軍家光が村を訪れたときにこの高円寺で休憩をしていたことから、この名前が広く知られるようになりました。

家賃相場、アクセス環境、治安など

高円寺の魅力は中央線沿線としては家賃相場が低く、また生活に必要な物価が安いということです。
ワンルーム、1K、1DKなどの単身者向けの平均家賃で比較をすると、高円寺は7.83万円となっており、これはお隣の中野の8.12と比べるとかなり割安です。
中央線は新宿から下っていくに連れて少しずつ家賃相場が下がっていくという特徴がありますが、その中でもアクセス環境と家賃相場の塩梅がちょうどよい位置にあると言えるのではないでしょうか。

高円寺の治安についてですが、犯罪発生率で比較をすると都内23区中第7位となっています。

なお、杉並区は若者の街であると同時に、都内で最もシングルマザーの多い地域です。
ファミリー世帯では専業主婦割合が多いということも特徴になっており、教育に熱心な家族が多いということも目立ちます。
しかし世田谷区や渋谷区の高級住宅街と異なり、なつかしい印象の商店街がメインとなっているので、気取らず生活をしていくことができる地域なのです。

それと高円寺といえば高円寺飯というほど飲食店の多さが特徴になっています。
B級グルメや知る人ぞ知る定食屋なども多くあることから、単身世帯でも気軽に利用をすることができるおすすめ飲食店が多く見つけられるでしょう。