意外に知らない?私立中学校の学費は卒業までにいくらぐらい必要?
私立と公立の学費の違い
子供一人を成人するまで育てる費用は、年々高額化する傾向が見られています。
特に都心部では幼い時期から高等教育を受けさせることができるかどうかが、将来の学歴や就職活動に大きな影響を及ぼしてくるものです。
教育方針はそれぞれの家庭によりますが、あらかじめ子供一人にかかる教育費はしっかり考えて計画しておくことが大切でしょう。
まず子供が出生してから2歳までの目安としては、だいたい年間75万円くらいかかるとされています。
これは未満児保育をした場合の費用として計算していますので、もし自宅で保育をするという場合には年間69万円程度がかかるでしょう。
問題はそこから先で、保育所にするか幼稚園にするかで子育ての費用が変化してきます。
保育園の場合は年収によって変化するもののだいたい平均として月額3万円程度(年額では約36万円)がかかり、一方で幼稚園に入る場合入学初年度には約20万円、さらに年間で50万円程度がかかります。
そして6歳児からは小学校に入学をすることになりますが、これも公立・私立のどちらを選ぶかにより全く費用が異なってきます。
学校別に卒業までにかかる平均学費を比較をしていくと、まず小学校の場合、公立は1,829,736円で私立は8,538,499円、中学校では公立1,351,309円で私立は3,887,526円、高校は公立1,158,863円で私立は2,886,198円です。
大学になるとさらに国公立と私立の大学で学費が大きく異なり、さらに文系・理系でかなりの学費の違いが出てきます。
また上記で紹介した費用以外にも、子供のために一戸建ての購入を検討する場合があります。
マンションですと子供の泣き声や足音が近所迷惑になっていないか気になりますし、子供が大きくなった時に部屋を与えることも考えなければなりません。
しかし費用面ではマンションの方が勝っていますし、マンションはセキュリティが充実していたり、家族が近くに感じられるといった利点もあります。
どちらにしても大金が必要になりますので、こちらも合わせてよく考える必要があります。
私立が高い理由、私立の学費の相場
数字にするとはっきりわかるように、私立の学校に通わせるということは、公立よりも2~3倍もの金銭がかかることになります。
特に私立小学校は非常に学費が高く、世帯に大きな負担がかかってしまうことになるのです。
そこまで高い学費がかかることが分かっているのになぜ私立を選ぶのかということですが、それはまず私立学校の場合進学に有利な学習ができるということがあります。
小中学校を公立に通っても結局は受験をしていくことになりますので、学校とは別に学習塾などに通わなくてはいけません。
私立学校の場合は授業で受験対策をしてくれるなど、きめ細かい独自の内容の学習をすることができるので、一概に費用が高すぎるということにはならなかったりします。
それと都内においては特に私立学校に通うことにより学内の状態が安定しており、落ち着いて学校生活を送ることができるというメリットがあります。
一概には言えませんが公立学校ではかなり授業が荒れていることもあるので、学内の様子など見ながら進学先を選んでもらいたいです。