東京での一人暮らしでお勧めのエリアってどこ?
治安面でおすすめのエリアとその理由
東京で一人暮らしをするなら、一度は憧れの都市に住んでみたいと思うことでしょう。
毎年複数の不動産会社が共同で行っている「住みたい街」アンケートでは、都内では恵比寿や吉祥寺、品川、池袋といった場所がランクインしています。
近年では横浜や武蔵小杉などの神奈川県の大都市にも人気が集まってきていますが、やはり都内23区で生活をしているという都市ブランドはまだまだ健在です。
しかしその一方で、そうしたアンケート調査は実際には住んだことのない人がイメージ優先で回答していることが多いので、実際に住みやすいかどうかということは別問題になってきます。
そこで実際にこれから住むなら都内のどういった場所がおすすめかということを簡単にまとめていきます。
まず治安面を優先にして選ぶのであれば、文京区が最も適したエリアです。
文京区といえば東京大学本郷キャンパスの赤門などで有名ですが、周辺に有名な学校が多く若いファミリー層も多いことから、都内で最も治安の良い地域として知られています。
区としても防犯に関してはかなり力を入れており、女性も安心して住むことができる街としておすすめされているのです。
同じく治安の良さで評価されているのが千代田区で、皇居周辺には自然も多く秋葉原や飯田橋、御茶ノ水といった人気のエリアがあります。
意外に単身者用物件も多く、長い通勤時間をかけるくらいなら多少家賃は高くても千代田区がいいという人も近年では増加してきました。
家賃相場からコスパで選ぶおすすめ都市
しかし文京区にしても千代田区にしても、最大のネックとなるのが家賃相場の高さです。
千代田区の家賃相場価格は約11万円、文京区では9万円代後半と、いずれも単身者としてはかなり大きな家賃負担となってきます。
そこで家賃相場や交通アクセス、住環境などコスパ重視で選ぶなら、住みやすいエリアから選ぶのがおすすめになってきます。
まず治安面と家賃相場で選ぶなら、台東区や江東区がおすすめです。
他にも荒川区や江戸川区といったところも都心部に近く、商店街が多い下町となっているので一人暮らししやすい環境が整っていると言えます。
古くからの住宅地ということで古い家屋も多く、地区数十年の木造アパートなどがあってそれが家賃相場を下げているという側面もあります。
とにかく家賃の安さということでいくなら、葛飾区や足立区、江戸川区といったところが挙げられるでしょう。
西東京方面なら板橋区や練馬区といったところも同じく安い物件がたくさん見られます。
ただ、家賃が安い物件はどうしても住宅地の奥の方にあり、夕方以降は真っ暗になってしまうなど治安面に不安があります。